ニュース 社会 作成日:2016年12月9日_記事番号:T00067915
7日午前9時ごろ、台北市内の高級ホテル台北W飯店(W台北)で、女性モデル(21)がバスローブ姿で男2人に背負われ、意識がもうろうとした状態でチェックアウト後、病院で治療を受けたものの、転送先の台北栄民総医院で死亡した。病院側は遺体に薬物反応など不審点が認められたため、台北市政府警察局北投分局に通報した。9日付中国時報が伝えた。
検視の結果、遺体からは薬物反応があり、下半身に腫れがみられたことから、性的暴行を受けた可能性も浮上している。女性は4日から同ホテル25階に宿泊しており、部屋には頻繁に男女の出入りがあった。警察は男女が人目に付きにくい高級ホテルの部屋を借り切り、「薬物パーティー」を開いていた疑いがあるとみており、女性と共にチェックアウト後、病院から立ち去った男2人(いずれも20)を指名手配した。
男2人は女性を病院に運んだ際、警察官の職務質問に対し、「女性は睡眠薬を飲み過ぎた」と話していた。警察はホテルの室内の現場検証を行ったが、既に清掃されており、薬物使用を示す物証は得られなかった。
5つ星クラスの高級ホテルは警察がみだりに立ち入り検査を行わないため、しばしば薬物使用、酔いつぶれた女性に対する暴行など犯罪行為の温床になっていると指摘されてきた。
なお、9日付自由時報電子版によると、警察は8日夜、ホテルの部屋を借りていた男を重要参考人として取り調べを行った。男は部屋を友人に貸しただけで事件とは関わりないと供述している。また、女性と共にチェックアウトした男1人は9日早朝、弁護士同伴で警察に出頭し、事情聴取を受けている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722