ニュース 電子 作成日:2016年12月12日_記事番号:T00067921
2014年に財務状況の悪化により経営破綻したタッチパネル大手、勝華科技(ウィンテック)の黄顕雄元董事長の次男、黄世陽氏が同社が会社更生法の適用を申請する直前に自身の保有する株式を売却していたことが発覚。インサイダー取引の疑いで検察に身柄を拘束されたことが明らかとなった。11日付蘋果日報が報じた。
次男の疑惑に絡み、黄元董事長も9日に検察で事情聴取を受けたが、10日に釈放。一方、次男の世陽氏は同日、300万台湾元(約1,100万円)で保釈された。
事情聴取を終えた黄元董事長は、経営者時代、家族には保有する自社株を売買しないよう言い聞かせていたが、一昨年10月、更生法の適用を申請した1~2週間後に次男から「ウィンテック株を売った後でまだ更生法の適用申請が発表される前だと分かったため、自首する」と聞かされたという。
その後、次男は自首を思いとどまったようだが、黄元董事長はそのことを気に病み、一時はうつ病を患ったという。一方で自身については「1株も売却していない」と関与を否定した。
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