ニュース 石油・化学 作成日:2016年12月12日_記事番号:T00067929
日本の大手肥料メーカー、ジェイカムアグリ(本社・東京都千代田区、大衡一郎社長)が、台湾の高純度テレフタル酸(PTA)触媒大手、康普材料科技(コアマックス)傘下、天弘化学(ウラナスケミカルズ)の台中市大肚工場敷地内に借り受けた1,200坪の用地に建設した工場が9日に竣工し、運用を開始した。なお同工場は台湾子会社の台湾傑康農業科技(ジェイカムアグリ台湾)が運営する。10日付工商時報が報じた。
同工場はジェイカムアグリが初めて海外に設置した生産拠点で、第1期工場の被覆肥料の年産能力は1万2,000トンで、日本のほか、台湾、東南アジア向けに販売する予定だ。また第2期拡張工事も計画している。
康普材料の何基丞董事長によると、ジェイカムアグリへの協力は康普材料に出資する伊藤忠商事の仲介によるものだという。
一方、康普材料は電気自動車(EV)用電池材料の需要拡大に応じ、600万米ドルを投じて苗栗県頭份工場に電池材料、硫酸ニッケルの3本目の生産ラインを設置すると表明した。来年6月の竣工予定で、同製品の月産能力は1,200トンから2,700トンに増加する。
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