ニュース 運輸 作成日:2016年12月12日_記事番号:T00067941
高雄市の公共レンタサイクル「C-Bike」にシステム異常が発生し、10日午後1時半以降、11日午前2時の復旧まで全面的に使用できなくなった。未知のプログラムの侵入が原因で、「C-Bike」を運営する高雄捷運(KRTC)は、侵入元を調査中と説明した。高雄市環境保護局は、お詫びとしてC-Bikeをあす13日まで無料で開放するとコメントした。12日付聯合報が報じた。
高雄捷運は、システム警告発令当初にシステム管理者が利用者への影響を最小限に抑えるため、貸出・返却ポートを1カ所ずつ閉鎖したが、大量の異常メッセージを受け全面停止、再起動に追い込まれたと説明。システム内部の問題であれば予防は難しいが、ファイアウォールの脆弱(ぜいじゃく)性が原因で外部からの侵入を受けた可能性もあるという。
台湾では今年8月末に公共レンタサイクル「YouBike(ユーバイク、微笑単車)」でもシステム異常が原因で、北中部6県市、全778カ所の貸出・返却ポートが使用できなくなる大規模トラブルが起きていた。高雄大学情報管理学部の趙志宏助理教授は、人的、設備コストが原因で万全なセキュリティーシステムを導入できないのであれば、せめて監督・通報メカニズム構築やエンジニアの権限分配などの措置が必要と指摘した。
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