ニュース 電子 作成日:2016年12月13日_記事番号:T00067948
米マイクロン・テクノロジーのマーク・ダーカン最高経営責任者(CEO)は12日、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の完全子会社化契約式典に出席し、マイクロンにとって重要な生産拠点である台湾には今後も追加投資を行うとした上で、「2017年には台中市に先進製造プロセスに関する新たな投資を計画している」と表明した。13日付工商時報が報じた。
蔡英文総統(右)自ら式典に参加し、祝辞を述べた(12日=中央社)
マイクロンが中部科学工業園区(中科)に海外初の3次元(3D)DRAMパッケージング・テスティング(封止・検査)工場を設置するとの観測が出ていることについてダーカンCEOは「台湾に3Dメモリー関連の工場建設を計画しているが、詳細は明らかにできない」と説明。設置場所については候補地として台中を挙げたため、証券会社からは台中の新投資計画とは3DDRAM封止・検査工場を意味するとの見方が出ている。
なお、半導体メモリー業界では、中国大手の長江存儲科技がマイクロンから技術供与を受けて2019年よりNAND型フラッシュメモリーの量産を開始するとの観測が出ているが、これについてダーカンCEOは、企業の利益に合致すれば中国企業との提携もあり得ると語った。
一方、メモリー市場の現状については「DRAM、NAND型フラッシュメモリーにかかわらず需要はかなり高く、需給バランスも良好な状態を維持している」と指摘した上で、今後12~18カ月はまずまずの好況が続くと予測した。
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