ニュース 食品 作成日:2016年12月13日_記事番号:T00067955
日本から台湾に輸入・販売された納豆に、福島原発事故による輸入規制地域の茨城県で生産されたしょうゆたれが入っていた問題が波紋を広げている。13日付聯合報によると、台北地方法院検察署は問題の納豆を輸入した太冠国際開発事業について、文書偽造や食品安全衛生管理法に違反した疑いがないかどうか調べる一方、近く関係者の事情聴取を行う方針だ。
検察の調べなどによると、問題の納豆はカジノヤ(神奈川県川崎市)が生産したものだが、しょうゆたれは茨城県の委託先が製造したものだった。太冠は産地証明は日本の輸出業者から提供されたもので、業者が故意に販売したか、事情を知らなかったのかは断定できないとした。
太冠関係者は「神奈川のメーカーから日本の輸出業者を通じて謝罪があった。台湾に輸出できないことは知っていたが、ミスで原発周辺地域のしょうゆが混入してしまったとの説明だった」と述べた。
このほか、羿昕企業(新北市泰山区)が輸入したカジノヤ「小粒納豆」に添付されたしょうゆたれが茨城県産であるにもかかわらず、包装地が「兵庫県」と表示されているとの通報があり、新北市政府衛生局は12日、羿昕企業の立ち入り検査を行った。その結果、同社が取り扱っていた納豆11製品でしょうゆたれ6種類が輸入規制地域の茨城県と千葉県で製造されていたほか、5種類には製造元の表示がなかった。問題が疑われる商品は既に店頭からの撤去措置が取られた。
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)の姜郁美署長は12日、日本から輸入される納豆、即席めんなどたれやスープなどのパックが封入された食品について、逐次開封検査を実施するとともに、封入されたパックについても産地申告を求める方針を明らかにした。
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