ニュース 医薬 作成日:2016年12月13日_記事番号:T00067958
テイカ製薬(富山市)はこのほど、台湾の健喬信元医薬生技(シンモサ・バイオファーマ)に口腔内崩壊錠(ODT)の技術移転を行うことで合意した。シンモサは日本以外での製造、販売権を獲得する。23日付工商時報が伝えた。
テイカ製薬は点眼剤や貼付剤など外用剤を主力とする医薬品メーカー。今回の契約は契約金やライセンス料を設けず、商品化後にロイヤルティーを受け取る内容だ。
シンモサの林智暉董事長は「認知症、精神疾患、勃起不全治療薬などを2018年をめどに発売したい」と述べた。また、健康食品にもODT技術を導入し、来年下半期にも商品化したい構えだ。
テイカ製薬の松井祐史監査役は「テイカのODT技術は新たな設備導入が必要なく、製造方法が簡単で、10秒以内で完全に溶ける。味も患者に受け入れられやすい」と説明した。
シンモサは7~8年前からODT技術の導入を検討していたが、当初は新規設備の導入費用が高過ぎることが課題だった。その後の技術進歩で設備導入のハードルはなくなったが、賦形剤の特許が他社に握られていることが参入の障害となっていた。
テイカ製薬関係者はワイズニュースに対し、「大手製薬会社のODT技術は特殊な製造設備を必要とするが、今回供与する技術は汎用(はんよう)設備を使用でき、しかも製造法も簡単なのが特徴だ」と話した。
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