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コンタクトレンズの金可、中科で新工場に着工


ニュース 医薬 作成日:2016年12月13日_記事番号:T00067959

コンタクトレンズの金可、中科で新工場に着工

 コンタクトレンズメーカー、金可国際集団傘下の永勝光学は12日、中部科学工業園区(中科)で新工場のくわ入れ式を行った。投資額は35億台湾元(約127億円)を見込む。金可国際の蔡国洲董事長によると同工場は3期に分けて建設を進める計画で、第1期工場は来年末に竣工、2018年の稼働を予定している。13日付工商時報が報じた。

 新工場には今後5年間でコンタクトレンズの生産ライン計20本、保存液生産ライン1本を設置する予定で、年間でレンズ3億枚以上、保存液1,200万本の生産が可能となる見通しだ。既存の生産ラインを加えると、年産能力はレンズが約8億枚、保存液が約9,000万本となり、年産額は100億元に迫ることになる。

 金可集団は現在、中国市場でシェア1位を維持しているほか、台湾市場でもジョンソン・エンド・ジョンソンに次ぐ2位に成長。蔡董事長は、18年までに台湾で首位に立ちたいと語った。

 また金可集団は、中国のスーパーマーケット市場に参入する計画だ。今月16日に上海市で日本の東海地方を拠点にスーパーを展開するバロー(本社・岐阜県多治見市、田代正美社長)との合弁による大型ショッピングセンター「バロー(慕士達)生鮮超市」をオープンする予定で、日本の高級生鮮商品により商機獲得を狙う。同施設は10階建てビル4棟(オフィスビルを含む)から成り、生鮮スーパーのほか、日本料理レストラン、居酒屋などが入居するレストラン街も設置される。