ニュース 医薬 作成日:2016年12月13日_記事番号:T00067960
国家衛生研究院(国衛院)は12日、遺伝子「二重特異性ホスファターゼ6(DUSP6)」の抑制により、腸内にある「抗肥満菌」が生成され、肥満になりにくくなるとの最新の研究結果を発表した。同善玉菌の特定が進めば、2~3年以内に手軽に肥満を防止できる保健食品が誕生する見通しだ。13日付自由時報が報じた。
脂肪分の高い食品を摂取すると太るというメカニズムは、カロリーの高さの他、腸内フローラ(腸内細菌群)のバランスが崩れ、炎症により代謝が落ちることが背景となっている。また腸内フローラのバランスは免疫システムやがんなどの疾病にも関係があることから、国衛院では2012年より研究を進めていた。
その後の研究の結果、体内からDUSP6を除去したマウスは脂肪分の高いエサを与えても腸内フローラのバランスが保たれ、肥満になりにくいことが分かった。さらに研究を進めると、同様のエサを与えた一般のマウスに比べ、DUSP6を除去したマウスはエネルギー消費量が15%多く、体重が20%軽いことが明らかとなった。
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