ニュース 電子 作成日:2016年12月14日_記事番号:T00067974
鴻海精密工業が買収を完了したシャープは先週、韓国・サムスン電子のテレビ事業部に対し、テレビ用液晶パネルの供給を来年から全面的に中断すると通告したもようだ。14日付韓国紙・朝鮮日報が業界筋の話として伝えた。
業界関係者は「鴻海がシャープを活用し、本格的にテレビ生産市場に参入するのではないか」と指摘した。シャープはサムスン電子のテレビ事業部門に需要量の約10%に相当する年間400万~500万枚の液晶パネルを供給してきた。シャープは年間1,000万枚の液晶パネルを生産しているが、販売量の約半分を放棄したことになる。背景には液晶パネル部品からテレビに至る一貫生産体制の構築を目指す鴻海の青写真があるとみられる。
通告を受けたサムスン電子は対応に追われている。サムスングループの戦略立案を担う未来戦略室は対策会合を開き、LGディスプレイ(LGD)に液晶パネルの供給を求めることを決めた。長年のライバル関係にあるLG傘下企業への支援要請は極めて異例だ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722