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タブレットQ3出荷台数、前期比9.5%増どまり【図】


ニュース 電子 作成日:2016年12月14日_記事番号:T00067975

タブレットQ3出荷台数、前期比9.5%増どまり【図】

 市場調査会社、IDCによると、第3四半期のタブレット端末出荷台数は前期比9.5%増と、同期として過去最低の成長率だった。スマートフォン大型化のほか、液晶パネル、DRAM、フラッシュメモリーなど部品不足が要因だ。14日付工商時報が報じた。

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 スマホ大型化の影響で、スレート型タブレット端末の第3四半期出荷台数は前期比8.7%増にとどまった。一方、キーボード着脱式のデタッチャブル型タブレット端末はノートパソコンに近いため打撃が小さく、前期比15.1%増だった。

 スレート型タブレット端末の出荷シェアは▽鴻海精密工業、17.8%▽サムスン電子、16.5%▽上海華勤通訊技術、6.2%――の順だった。鴻海はアップルのiPad、iPad Proが貢献した。ただ、台湾メーカーのシェア合計は約30%で、中国メーカーの約50%を下回った。

 デタッチャブル型タブレット端末の出荷シェアは▽鴻海、31.1%▽和碩聯合科技(ペガトロン)、25.6%▽中国の愛高電子、5.7%――の順だった。台湾メーカーのシェア合計は65%と前期の80%から下落した。中国のホワイトボックス(中国語は白牌。ノーブランド、無名ブランド)の市場参入によってシェアを奪われた。