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モランボンの鍋スープ撤去、福島県で生産の疑い


ニュース 食品 作成日:2016年12月14日_記事番号:T00067979

モランボンの鍋スープ撤去、福島県で生産の疑い

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は13日、量販店の家楽福(カルフール)が日本から輸入した「モランボン完熟トマト鍋スープ」の申告上の生産地が島根県となっているにもかかわらず、福島県を示す「K」という製造所固有記号が表示されているとして、予防的措置として同商品1,110袋が店頭から撤去されたことを明らかにした。14日付聯合報が報じた。

/date/2016/12/14/07fukushima_2.jpgカルフールは問題の商品の返品を受け付けている(13日=中央社)

 TFDAは福島原発周辺の食品輸入規制区域で製造されたしょうゆたれを封入した納豆の流通が確認されたことを受け、市販されている日本製食品の緊急チェックを進めていた。

 TFDAはカルフールに問題の商品が福島県で製造されたものではない旨の証明書類の提出を求める一方、台湾の駐日代表処を通じ、産地の確認作業を進める構えだ。

 モランボンによると、問題の商品は島根県と福島県郡山市の工場で生産されているという。広報担当者は「島根県での生産分が(台湾に)出荷されるべきところ、9月に1回だけ誤出荷があった。お客様に迷惑をかけ申し訳ない」と話している。

 一方、高雄市政府衛生局は、同市塩埕区の雑貨店で群馬県産とみられる果汁入りこんにゃくゼリーを押収した。業者が直接日本から持ち込み、一部を販売していたものだという。

 また、台南市政府衛生局は同市南区で「群馬県産コンニャク粉使用」と包装に書かれたこんにゃくゼリーを押収した。