ピザチェーン最大手のピザハット（必勝客）は13日、大サイズピザを１枚当たり15台湾元（約54円）、小サイズを10元と、平均2.5％値上げした。その他の商品価格は据え置いた。14日付経済日報が報じた。
ピザハットは値上げ理由について、来年１月１日からの最低賃金引き上げによって人件費がさらに上昇するためと説明。従業員の時給は５年前は103元だったが現在は126元で、上昇幅は既に２割以上に上っているという。その上で、原料価格も過去５年間で上昇したが、同社は値上げは行っていなかったとして消費者に理解を求めた。
ピザハットの値上げは、先月初旬の台湾マクドナルド、先週の台湾ケンタッキーフライドチキン（ＫＦＣ）に続き、ファストフード業界で３社目。一方、モスバーガー、ドミノ・ピザ（台湾達美楽）は、当面値上げの予定はないとコメントした。
