ニュース 電子 作成日:2016年12月15日_記事番号:T00068001
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、京元電子(KYEC)は14日の董事会で、来年の設備投資額を44億2,000万台湾元(約163億円)へと、今年比で51%削減する予算を承認した。KYECは、財務リスクや減価償却費などを考慮したと説明した。15日付経済日報が報じた。
李金恭KYEC董事長は今回の決定について、半導体景気を悲観したものではないと強調した。同社は過去3年で、▽聯発科技(メディアテック)▽中国・深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)▽米エヌビディア(NVIDIA)──など顧客の需要に応えるため、苗栗県銅鑼郷や中国・蘇州市の工場で設備投資を拡大しており、今年の設備投資額は過去最高の90億元に上った。李董事長は、このため今後2年間は拡大ペースを落とす必要があると説明した。ただ、顧客や市場の需要に応じて柔軟に調整していく考えだ。
KYECはこの第4四半期は、非需要期ながらメディアテックのほか、アップルサプライチェーンからのモデムICや、グラフィックチップなどの受注が安定しているという。通年売上高は200億元を上回り過去最高となるとみられている。
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