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「純醸造」表示のしょうゆ、11倍以上の価格差=消基会


ニュース 食品 作成日:2016年12月15日_記事番号:T00068015

「純醸造」表示のしょうゆ、11倍以上の価格差=消基会

 中華民国消費者文教基金会(消基会)がこのほど、市販されているしょうゆ10種類を調べたところ、「100%純醸造」と表示されたしょうゆに11倍を超える価格差があることが分かった。

/date/2016/12/15/07soysauce_2.jpg消基会は、製品によって材料や添加物の有無など差が大きいとコメントした(14日=中央社)

 消基会は今回、インターネット通販で購入可能なしょうゆ10種類を調べた。うち8種類は「純醸造」を掲げており、統一企業集団(ユニ・プレジデント)の「四季醤油」の価格は1ミリリットル当たり0.07台湾元(約0.25円)だったのに対し、六堆醸豆油伯の「金桂醤油」は同0.8元で販売されていた。

 「純醸造」という表示について、製造元は天然発酵、伝統製法などを意味すると説明しているが、実際には明確な基準はなく、あいまいな表示が野放しとなっているのが現状だ。消基会は「消費者は『純醸造』『無添加』といった文字を目にするが、品名や表示だけで商品の優劣を判断するのは難しい」と指摘した。

 消基会の陸雲董事長は「純醸造とそうでないしょうゆでは製法、品質、等級の違いがあるとしているが、明確な価格区分がない。市販のしょうゆは価格から真の価値を判断できない」と述べ、政府に商品表示基準の厳格化を求めた。