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太陽電池関連製品の価格、来年は過去最低更新も【図】


ニュース その他製造 作成日:2016年12月15日_記事番号:T00068017

太陽電池関連製品の価格、来年は過去最低更新も【図】

 市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)は14日、太陽光発電市場は来年、中国、米国、日本の3大市場で需要が減り、深刻な供給過剰により太陽電池用ポリシリコン(多結晶シリコン)、シリコンウエハー、太陽電池セルなど川上~川下製品の価格が来年下半期に過去最低を更新するとして、中台の関連業者は不況を乗り切るためのコスト削減が最優先課題になるとの予想を示した。15日付経済日報が報じた。

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 トレンドフォースは、来年の太陽光発電市場の需要は69.5ギガワット(GW)と前年比横ばいになると予想。中国の需要は22GWで2GW減少、米国は12.5GWで1GW減少、日本は6.7GWで1.6GW減少する見通しだ。一方、インドは8.5GWと3.3GW増加して日本を上回るとみている。

 また、3大市場の需要減少により来年の太陽電池モジュール価格は年初の1ワット(W)当たり0.38米ドルから年末に0.33米ドルまで1割以上下がり、過去最低を更新すると予想した。

 証券会社は、台湾の▽中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)▽緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)▽茂迪(モテック・インダストリーズ)▽新日光能源(ネオソーラーパワー、NSP)──などが業績悪化に直面すると予想した。