ニュース 政治 作成日:2016年12月15日_記事番号:T00068022
米国在台協会(AIT)元主席で、ブルッキングス研究所北東アジア政策研究センターのリチャード・ブッシュ所長は13日、トランプ米国次期大統領に宛てた公開書簡を発表し、「台湾は取引に使う交渉チップではない」と指摘した一方で、「一つの中国」政策を中国との交渉道具に使えば不確実さを生み、台湾を危険に追いやると述べ、「一つの中国」の原則に必ずしも縛られないと示唆した、先日のトランプ米次期大統領の発言を批判した。15日付中国時報が報じた。
ブッシュ所長は、「一つの中国」政策の見直しを持ち出しても、米中間の通商問題や北朝鮮問題、南シナ海問題で「てこ」の役割を果たすことはなく、かえって全体的枠組みを揺さぶり、中国による台湾の平和的統一政策の見直しを招くと主張。また、台湾は2,300万人が繁栄と安定を築いた民主社会で、米国の良い友人だと指摘し、交渉チップのように考えてはならないと戒めた。
その上で、中国は「台湾共和国」が生まれることを警戒しているものの、その可能性は極めて低く、台湾人は独立に向かえば中国からの攻撃を招くことが分かっているため、蔡英文総統を含む大部分の人が現状維持を望んでいると付け加えた。
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