産業用コンピューター大手、研華科技（アドバンテック）は15日、日本のＳｏＣ（システム・オン・チップ）設計・開発業者、ソシオネクスト（本社・横浜市、井上あまね社長）との戦略的協業による新技術、アプリケーション開発の状況を紹介するフォーラムを共同開催。その中でソシオネクストが開発したコーデックＳｏＣ「MB86M30」および「MB86M31」を搭載するアドバンテックの「ＶＥＧＡ」コーデックカードシリーズを発表。８Ｋ／60p映像のリアルタイムエンコード処理を驚異的な低消費電力で実現すると説明した。16日付経済日報が報じた。
アドバンテックの劉克振董事長は「映像データは既に全世界のインターネット・トラフィックの半数以上を占めており、モノのインターネット（ＩｏＴ）など今後発展が期待されている技術分野においても映像は中心となる役割を果たす」との見方を示した上で「ＶＥＧＡ」シリーズについて４Ｋ、８Ｋのエコシステムを形成するパートナーの連携を強化し、次世代の映像サービスの実現を加速させると強調した。
