ニュース 石油・化学 作成日:2016年12月16日_記事番号:T00068041
台塑集団(台湾プラスチックグループ)は米国のシェールガス・オイル商機を好感し、 テキサス州の第3期拡張に33億米ドルを投じる計画だ。台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の林健男董事長は15日、2018年第3四半期から順に完工すると述べた。19年の年産額は28億米ドルに上る見通しだ。16日付経済日報が報じた。
台プラグループの第3期拡張計画は、▽エタン分解プラント(OL-3)、年産能力136万5,000トン(投資額13億米ドル)▽低密度ポリエチレン(LDPE)、40万トン(6億5,000万米ドル)▽高密度ポリエチレン(HDPE)、40万トン(5億米ドル)▽エチレングリコール(EG)、80万トン(4億米ドル)▽ポリプロピレン(PP)、25万トン(2億5,000万米ドル)──。残り2億米ドルは共用設備の導入費用だ。
OL-3は、台塑、南亜塑膠工業(南亜プラスチック)にとって初めての米国でのエチレン参入となる。EG工場は18年第3四半期に稼働予定で、台湾と米国を合わせたEG生産能力は278万トンに増え、世界3位のMEグローバルを追い抜く見通しだ。
林董事長は、米国の次期大統領、トランプ氏が法人税を35%から15%に引き下げる選挙公約を掲げていたことから、米国は中東に次いで安い石化製品を世界に輸出できるようになると語った。
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