スウェーデン発の自転車移動カフェチェーン「ウィーリーズ・カフェ」は17日、台湾に進出すると発表した。来年１月にフランチャイズ（ＦＣ）加盟希望者1,000人の選定を行い、早ければ春節（旧正月、2017年は１月28日）後に数十店を出店する。来年末までに72店の開業を見込む。18日付工商時報が報じた。
「ウィーリーズ」の葉向林・台湾地区責任者は、台湾のカフェ開業希望者は多いが、コストが高く市場競争も激しいためリスクが大きいと指摘。「ウィーリーズ」は加盟金が23万台湾元（約84万円）、毎月のロイヤルティーも１万999元とコストが低く、ブランド力を武器に起業成功率を高められると説明した。出店場所は百貨店といった商業施設のエレベーター付近など賃料が安く客足も多い空きスペースを活用するという。
「ウィーリーズ」はスウェーデン人のマリア・ドラクロア氏がコーヒーチェーン大手のスターバックスに対抗するため2014年に創業。ＦＣオーナーの独自性を重視する戦略で既に世界60カ国へ進出している。
