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作成日：2008年4月16日_記事番号：T00006808
遠東航空増資、キャセイ航空が関心か
遠東航空（ファーイースタン・エア・トランスポート）が実施する第三者割当増資に対し、香港のキャセイ・パシフィック航空（国泰航空）がプライベート･ファンド名義での引き受けに関心を示しているとの観測が流れている。
キャセイ航空は、中台間で直行便が開設された場合、台湾～香港線の旅客需要に大きな影響が予想されるため、直航で利益を受けると予想される遠東航空への出資を検討しているとみられる。
一方、物流部門を傘下に持つ遠雄集団（ファーグローリー）も増資引き受けに積極的だ。先週行われた遠東航空の役員改選で監事に遠雄集団の許自強財務長の就任が決まったことから、同集団は遠東航空の経営権争いで有力な勢力として浮上している。
遠雄集団の蔡宗易副総経理は、「遠東航空の経営状況を評価した上で、経営権を争うか決定する」と述べた。
