ニュース 電子 作成日:2016年12月20日_記事番号:T00068087
楊弘毅科学技術部長が12月上旬に開かれた全国科学技術会議で取材を受け、台湾積体電路製造(TSMC)の大規模な投資計画を無断公表し、陳建仁副総統が同社の張忠謀(モリス・チャン)董事長に電話で謝罪していたことが分かった。20日付中国時報が伝えた。
楊科技部長は当時、TSMCが南部科学工業園区(南科)高雄園区(高雄市路竹区)に5,000億台湾元(約1兆8,000億円)を投資し、3~5ナノメートル製造プロセスによる工場を2020年に着工する計画であることを明かした。
当然TSMCも了解の上での公表かと思いきや、実は無断で企業の最重要機密を漏らす失態で、張董事長は激怒して総統府に電話で抗議し、陳副総統は平謝りしたという。
楊科技部長の不用意な発言で、TSMCの投資計画がライバル企業に知られただけでなく、台湾と米国に上場するTSMCは証券当局からも情報開示をめぐり問題点を指摘される可能性さえある。
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