ニュース 電子 作成日:2016年12月20日_記事番号:T00068088
20日付経済日報によると、中国のスマートフォンブランドのハイエンド機種市場に異変が生じており、聯発科技(メディアテック)が最近、来年の10ナノメートル製造プロセスを採用した製品の発注見通しを50%下方修正したとの観測が出ている。事実とすれば同社を10ナノプロセスの重要顧客とする台湾積体電路製造(TSMC)にとって、同プロセス生産ラインの稼働率への影響が懸念される。
メディアテックは、10コアSoC(システム・オン・チップ)「Helio X30」を来年第1四半期に、ミドル~ハイエンドスマートフォン向け10コアSoC「Helio P35」を同年第2四半期にTSMCの10ナノプロセスを採用して量産を開始する予定だ。しかし「X30」の顧客となるとみられる魅族科技(メイズ)、小米科技(小米、シャオミ)、楽視網信息技術(Letv)といった中国のスマホブランドの来年の業績見通しが不透明となる中、メディアテックは同チップの生産計画を大幅に縮小したとされる。
ただ、メディアテックは観測に対し「聞いたことがない」とコメント。さらに10ナノプロセス製品の顧客は同製品を旗艦機種や準旗艦機種のハイエンド機種に採用するため、もともと需要はそれほど高くなく、50%もの下方修正はあり得ないと説明した。
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