ニュース 商業・サービス 作成日:2016年12月20日_記事番号:T00068097
小籠包の有名店、鼎泰豊(ディンタイフォン)は、来年の旧暦の大みそかと元日(1月27、28日)の2日間、台湾全土の全10店舗を休業すると発表した。同社は従業員の慰労と設備メンテナンスが目的と説明したものの、来年1月1日施行の改正労働基準法(労基法)に伴う人件費増大が理由との見方もある。20日付自由時報などが報じた。
鼎泰豊の楊紀華董事長は、旧暦の元日は1年で一番の書き入れ時で、売上高が1,000万台湾元(約3,660万円)を超えるが、従業員が家族と一緒に年を越せるよう、全店休業を決めたと話した。
鼎泰豊は例年、台北市永康街にある本店のみ、旧暦大みそか~1月2日まで休業していたが、他9店舗は入居先の百貨店に合わせて営業していた。
百貨店は、他の飲食店も追随し、旧暦大みそかの休業が常態化する可能性があると懸念している。
王品集団、路面店は休業
飲食チェーン大手、王品集団が台湾で展開する傘下13ブランドは、入居先の百貨店などに合わせ一部店舗は旧暦大みそかも営業するが、路面店などの250店舗余りは休業する。
南僑集団は、傘下のレストラン「点水楼」や「潮江燕」での年菜(家族で食べる年越し料理)を楽しみにしている消費者も多いので、特力家居(デコアハウス)桃園館に合わせ「点水楼」の南崁店は休業するが、残りの店舗は営業すると説明した。
瓦城泰統集団のタイ料理「瓦城」「非常泰」や湖南料理「1010湘」は年中無休だ。和億生活も、香港飲茶レストラン「添好運」の7店は春節(旧正月)期間も通常通り営業すると説明した。
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