ニュース 運輸 作成日:2016年12月20日_記事番号:T00068101
先月22日に会社解散を発表した復興航空(トランスアジア航空)について、遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)が復興航空の再建支援に意欲を示していると報じられたが、復興航空の林明昇董事長らは19日、金融監督管理委員会(金管会)を訪れ、まだ遠東航空からの接触はないことを伝えた。20日付蘋果日報が伝えた。
林董事長は父親である林孝信SIGMUグループ総裁、游錫堃・元行政院長らとともに金管会の李瑞倉主任委員と会い、復興航空の担保品処分で協力を要請した。
游元行政院長によると、復興航空は担保となっている保有機体11機を一括売却すれば、個別銀行がそれぞれ担保の機体を売却するよりも高値で売れるとして、金管会に調整を求めたもようだ。復興航空は既に売却先候補と接触しており、来年2月までに売却を終えたい構えだが、交渉が不調に終わった場合には競売も検討していく。
李主任委員は「金管会は銀行の債権処理に介入できない」として、慎重な立場を示したという。
一方、復興航空は19日、法律に基づき従業員に解雇手当を支払うことなどを董事会で決議したが、同社労組は要求とは大きな開きがあるとして、本社ビル前に居座り、警備員とのもみ合いで軽傷者が出た。労組は同日午後10時ごろにはいったん抗議活動を終えたが、今後も抗議を継続する構えだ。
労組は解雇予告期間分の2カ月分の給与、解雇手当の倍額支給、50万台湾元(約180万円)の補償金支給などを求めている。
復興航空従業員が本社ビルへ強行突破を試み、警備員と衝突した(19日=中央社)
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