ニュース 政治 作成日:2016年12月20日_記事番号:T00068106
野党国民党は19日、党主席・党代表選挙をこれまでより2カ月繰り上げ、3月31日告示、5月20日投票の日程で実施すると発表した。中央委員選挙は7月8日、中央常務委員選挙は7月29日に行う。各地の支部組織から選出する党代表の選挙では、退役軍人・軍属による特殊組織で中台統一色が強い「黄復興党部」の選挙枠が今回から撤廃され、各地の党代表選挙に統合される。これにより、歴史的産物である黄復興党部は組織の弱体化が避けられない見通しとなった。20日付聯合報などが報じた。
黄復興党部は支部組織と別扱いされていたため、党主席選挙では一部で「一票の格差」が生じていた。選挙の一本化は不公平の是正を図る狙いがある。
黄復興党部の金恩慶主任委員は「党代表の選出枠をこれまで認められてきたが、改革で通常の支部組織に統合されるのは良いことだ。特に意見はない」と述べた。
国民党にはかつて職業別のさまざまな「特種党部」があったが、現在では黄復興党部を残すのみとなっている。軍属や退役軍人は国民党の重要な支持基盤だったため、これまでアンタッチャブルな存在で、中台統一色が強い党内伝統勢力の「親衛隊」的役割を果たしてきた。
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