台北市でショッピングセンター（ＳＣ）、ATT 4 FUNなどを展開する吸引力生活事業（ＡＴＴグループ）が、台湾鉄路（台鉄）桃園駅前の商圏に台湾最大のグルメビル「筷時尚」（４階建て、1,300坪）をオープンする。投資額は２億2,000万台湾元（約８億1,000万円）。飲食ブランド約50店を集める。21日付工商時報が報じた。
ＡＴＴグループは、転入超過の桃園市での商機に期待していると説明。「筷時尚」は統領百貨桃園店の近くに位置し、周辺には新光三越百貨の桃園駅前店、遠東百貨（ファーイースタン・デパートメント・ストアズ）桃園店もある。
「筷時尚」は23日に試験オープンを予定していたが、施工時に敷地境界線を越えて、統領百貨桃園店との間の中正路53巷にはみ出す形で雨避け用のひさしなどを設置したため、桃園市政府都市発展局に違法建築と認定され、違法建築部分の撤去を命じられた。ＡＴＴグループは、撤去は完了し、23日に同局による現場調査を受けるが、オープン時期は未定と説明した。
