ニュース その他分野 作成日:2016年12月21日_記事番号:T00068129
経済部統計処が20日に発表した11月の輸出受注総額は436億2,000万米ドルで前年同月比7%増と、11月としては過去最高となった。欧米が需要期に入ったことで、モバイル機器、ノートパソコン、テレビ、ゲーム機、サーバーなどの受注が増加した。21日付工商時報などが報じた。
製品別の11月輸出受注額は、液晶パネルなど精密機器が21億9,000万米ドル(前月比3.3%増、前年同月比1.8%増)で、2年ぶりに前年比プラス成長に転じた。液晶パネルの需給が逼迫(ひっぱく)しており、価格上昇が続いているのが要因だ。また電子製品が117億5,000万米ドル(前月比2.6%増、前年同月比10.1%増)で単月過去最高、IT(情報技術)製品が145億8,000万米ドル(前月比0.9%増、前年同月比6.9%増)で11月の過去最高、単月でも過去2番目の高水準だった。
国・地域別の輸出受注額は▽米国、129億7,000万米ドル(前月比0.1%増、前年同月比10.1%増)▽中国(香港含む)、102億5,000万米ドル(前月比7.1%増、前年同月比12%増)▽欧州、97億7,000万米ドル(前月比3%増、前年同月比3.5%増)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国、45億2,000万米ドル(前月比4.1%減、前年同月比2.2%増)▽日本、21億4,000万米ドル(前月比4.5%減、前年同月比0.4%減)──と、日本以外は前年比プラス成長だった。
統計処の林麗貞処長は今後の展望について、▽春節(旧正月)に向けた在庫の積み増し▽新興市場でのモバイル機器の買い替え需要▽モノのインターネット(IoT)やカーエレクトロニクスの発展──などにより半導体関連の受注が安定成長すると予想。12月輸出受注総額は426億~436億米ドルで、11月と比較するとやや減少するものの、前年同月比9.8~12.4%増になるとの見方を示した。
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