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1~11月対中投資、10%減


ニュース その他分野 作成日:2016年12月21日_記事番号:T00068132

1~11月対中投資、10%減

 経済部投資審議委員会(投審会)の20日発表によると、台湾資本による今年1~11月の中国投資認可件数は213件で、前年同期比26.3%減、投資認可額は84億2,003万米ドルで10.47%減だった。経済部関係者は対中投資の減速について、中国での賃金や土地価格の上昇、環境規制の強化など投資環境の悪化が原因であり、中台関係の冷え込みは関係ないと説明した。21日付経済日報などが報じた。

 1~11月業種別対中投資額は▽化学材料、4億7,215万米ドル(前年同期比184.52%増)▽コンピューター・電子製品・光学製品、20億6,989万米ドル(95.29%増)▽電子部品、15億4,197万米ドル(36.26%増)──が伸びたものの、▽金融・保険、13億4,026万米ドル(44.5%減)▽卸売・小売、5億1,635万米ドル(20.43%減)──は減少した。

 一方、台湾資本による海外投資認可件数は465件で前年同期比11.78%増、投資認可額は112億5,451万米ドルで16.86%増だった。

 中国資本による台湾投資認可件数は141件で、前年同期比7.24%減、投資認可額は2億2,896万米ドルで59.64%増だった。11月にALWAYS RICH INVESTMENTが永祺車業(ミング・サイクル・インダストリアル)の100%株式を3億940万台湾元(約11億円)で取得したことが金額を押し上げた。

 外国資本・華僑による台湾投資認可件数は3,039件で前年同期比9.35%減、投資認可額は106億3,351万米ドルで、157.58%増だった。