ニュース 政治 作成日:2016年12月21日_記事番号:T00068133
外交部は21日、西アフリカの島国、サントメ・プリンシペと外交関係を断絶し、大使館を撤収すると発表した。サントメ・プリンシペ政府が20日、台湾との断交を発表したことを受けたものだ。民進党への政権交代後、台湾と断交した国は初めてで、台湾が正式な外交関係を持つ国は21カ国に減少した。
李大維外交部長は、20年近くにわたり友好関係を築いてきたのに、非常に残念だと話した(21日=中央社)
外交部は「サントメ・プリンシペ政府の軽率で非友好的な決定、行動は遺憾なもので抗議する」との声明を出した。
サントメ・プリンシペは中国と国交を結ぶとみられるが、21日昼までに正式発表はない。ただ、中国外務省の華春瑩副報道局長は同日、「サントメ・プリンシペが一つの中国の原則という正しいレールに戻ってきたことを歓迎する」との談話を発表した。
サントメ・プリンシペは1997年5月に中国に代わり台湾と国交を樹立。その後両国は友好関係を維持し、台湾が経済協力を行うなどしてきた。しかし、今年に入り、3月に同じアフリカのガンビアが中国との国交を回復し、次にサントメ・プリンシペが中国と国交を結ぶとの観測が浮上。サントメ・プリンシペは今年5月の蔡英文総統の就任式にも高官を派遣しただけで、10月の国慶節式典には同国からの出席者は皆無だった。
サントメ・プリンシペとの断交により、台湾が外交関係を持つアフリカの国はスワジランド、ブルキナファソの2カ国となった。
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