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日亜化学工業、白色LEDの特許訴訟に勝訴


ニュース 電子 作成日:2016年12月22日_記事番号:T00068145

日亜化学工業、白色LEDの特許訴訟に勝訴

 日本の発光ダイオード(LED)最大手、日亜化学工業が台湾の同業、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)のドイツ子会社、WOFI Leuchten Wortmann & Filz(WOFI)に白色LED関連の特許2件を侵害されたとして訴えた裁判で、ドイツ・デュッセルドルフ地裁は15日、WOFI社が特許を侵害したとする原告勝訴の判決を言い渡した。

 デュッセルドルフ地裁は原告の請求を認め、販売差し止め、損害額計算のための情報開示、損害賠償、顧客からの特許侵害製品の回収、在庫品の処分などをWOFIに命じた。WOFIは控訴する可能性がある。

 問題の特許は「YAG関連特許」と呼ばれ、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体とGaN(窒素ガリウム)系青色LEDを組み合わせた技術。日亜は「今回の判決は、白色LED市場で極めて重要なものだと確信している」とコメントした。

 これに先立ち、デュッセルドルフ高裁は今月5日、日亜がドイツのREGO-Lighting社の販売する製品が白色LED関連の特許を侵害したと訴えた裁判で原告勝訴の判決を下している。問題の製品はエバーライトの子会社Zenaro Lightingが生産したものだった。