ニュース 社会 作成日:2016年12月22日_記事番号:T00068164
1日も終わろうとする深夜、ふと小腹がすいて、何か食べないと寝付きが悪いと感じる人は多いはず。そんな時に何を選べばいいのか、夜食にも快適な眠りをもたらす「天使の夜食」と、逆効果となる「悪魔の夜食」があるようだ。
台湾癌症基金会癌友関懐教育中心の鄭欣宜栄養師は、成人にとって1日に必要な摂取カロリーを2,000キロカロリーとすれば、夜食は200キロカロリー以内に抑えるべきで、快眠につながる栄養素であるトリプトファンを含む果物や温かい牛乳が好ましく、中でもバナナが良いと薦める。バナナは1本約120キロカロリーと低カロリーで、脳内物質セロトニンを増やして睡眠の質を改善する効果が期待できるという。また、野菜を入れた玄米がゆも茶わん半杯で95キロカロリー程度で、素早く血糖値を上げてくれ、同じく快眠効果を持つ。このほか、野菜鍋(200キロカロリー)、ニワトリの胸肉(指3本の大きさで75キロカロリー)、茶葉ゆで卵(75キロカロリー)、無加糖豆乳(500ミリリットルで160キロカロリー)なども「天使の夜食」に含まれるそうだ。
これに対し、フライドチキンは1個500キロカロリーとご飯2杯分に相当する高カロリーで、しかもビタミンB群を豊富に含むため、活力が出て睡眠を妨げてしまい、おいしいけれども「悪魔の夜食」なのだそうだ。カップラーメン(350~400キロカロリー)、あずきを加えた焼仙草、タピオカ、落花生(250~300キロカロリー)も同じく就寝前に食べるのは控えた方がよいという。
なお、栄新診所(台北市大安区)の李婉萍栄養師は、夜食は頻繁には食べない方がよいと語る。1日を振り返ってみて、根菜類、野菜、果物、乳製品、豆・魚・肉・卵類、油脂類、種実類のうちから、足りなかったものを埋め合わせて食べてみてはどうかと提案している。
しかし、眠りに就く前はのんびりリラックスしたいもの。いちいち健康を考えて夜食を選ぶよりも、食べたいものを選んで満足感を味わった方が、かえってぐっする眠れるかもしれない。
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