ニュース 政治 作成日:2016年12月22日_記事番号:T00068165
西アフリカのサントメ・プリンシペとの断交を受け、台湾が正式な外交関係を持つ他の国々にも断交のドミノ現象が起きるのではないかという懸念がささやかれている。
蔡総統は「中国はこれまでずっと台湾に対し外交面で圧力を与えてきた。今回の断交は民進党が与党であることは無関係だ」ともコメントした(21日=中央社)
22日付中国時報が政府・与党関係者の話として伝えたところによると、中米のある国が先月、中国に高官を派遣していたことが判明。外交関係に「黄信号」がともった。台湾側が直ちに李大維外交部長を現地に派遣し、現在は安定を取り戻しているが、安心はできないという。
外交部の侯清山政務次長は「友好国の一国は黄信号と言える」と述べたが、具体的な国名は明かさなかった。
中国時報は中米における断交要注意国家として、ニカラグア、グアテマラ、パナマ、ホンジュラスの4カ国を挙げた。
蔡英文総統は21日、国家安全保障担当幹部による会合で、中台間で「金銭外交」を競うことはなく、中台が国際空間に参加することは互いに利害が衝突しないと強調した。
蔡総統は「中国がサントメ・プリンシペ政府の財政難につけ込み、『一つの中国』原則で工作に動いたことは非常に遺憾だ。そうしたやり方は台湾人民の感情を傷つけ、両岸(中台)の安定を破壊し、両岸関係の将来的発展に全く役立たない」と批判した。
会合では中国側があえて蔡総統の中南米外遊直前に断交発表に踏み切ったとの見方も示された。
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