ニュース 医薬 作成日:2016年12月23日_記事番号:T00068175
台湾の新薬開発会社、安成生物科技(TWiバイオテクノロジー)はこのほど、台湾での第1相臨床試験の結果に基づき、第2相臨床試験の実施を中国の国家食品薬品監督管理総局(CFDA)に申請したが認められなかった。CFDAはこれまで認めてきた台湾の臨床試験データを一転認めない方針に転換したことになり、中台間の新薬開発分野での協力は停滞が避けられそうにない。23日付経済日報が伝えた。
中台間で2010年に「海峡両岸医薬衛生合作協議」が結ばれて以降、中国は台湾の第1相臨床試験データを認めてきた。今回の中国側の方針転換は、中台間の協力が10年以前の状態に逆戻りしたことを示している。
中台間では既に中台の病院各4カ所での臨床試験データを相互認定する「4+4」制度の具体的運用に関する交渉がストップしており、業界は政治的な要因による台湾への圧力と受け止めている。当面は台湾の新薬メーカーの中国展開に少なからぬ影響が見込まれる。
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