ニュース 商業・サービス 作成日:2016年12月23日_記事番号:T00068179
老舗高級寝具ブランド「法蝶生活館La Fatte」を展開する法蝶国際開発の蔡柏廷執行長が21日、財務上の問題により31日に営業を終了すると記した文書を従業員、メーカー、販路の太平洋崇光百貨(太平洋そごう)などに送っていたことが分かった。太平洋そごうは、突然の通知で、法蝶国際開発の創業者の李如如氏、李氏の長男である蔡執行長とも22日時点で連絡が取れないと説明。まず内容証明で売掛金支払いを督促し、反応がなければ売掛金の差し押さえを申し立てる方針だ。23日付工商時報が報じた。
1972年創業の法蝶国際開発は富裕層をターゲットにしたブランド展開が奏効し、かつては高級寝具ブランド上位4社の1社として、百貨店の単一店舗で年間5,000万台湾元(約1億8,000万円)の売上高を挙げていた。ただ、店舗数を2年前の6店から現在は太平洋そごう台北店忠孝館、復興館、天母店の3店に減らしている。太平洋そごうによると、テナント契約は来年2月末までという。
太平洋そごうは、インターネット販売の台頭で寝具店全体の業績はここ数年低下しているが、法蝶国際開発の太平洋そごう3店の年間業績は約5,000万元と、婦人靴、婦人服に比べて安定していると指摘。業界関係者は、法蝶国際開発の財務上の問題は本業以外の投資によるものではないかと推測している。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722