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UMC、iPhone向けチップを受注か


ニュース 電子 作成日:2008年4月16日_記事番号:T00006818

UMC、iPhone向けチップを受注か

 
 米アップルの3G対応携帯電話端末「iPhone」の第2世代ベースバンドIC納入業者に携帯電話向け半導体大手の独インフィニオン・テクノロジーズが決まったことを受け、聯華電市(UMC)が受託加工を、矽品精密工業(SPIL)が封止・検査を担当する見通しとなった。これにより、iPhone向けチップ生産における台湾積体電路製造(TSMC)の独占は崩れることになる。16日付経済日報が伝えた。

 インフィニオンは第1世代ベースバンドICはTSMCに発注していた。半導体業界関係者は、インフィニオンが第2世代ICに UMCの65ナノメートル製品を採用した背景について、「第1世代ICの納入業者がコストを削減できるかによって、他社に(第2世代ICの)発注先を変更することがあり得ることを示すもので、注意が必要だ」と指摘した。

 UMCとTSMCは「顧客の発注についてはコメントできない」としているが、3G対応の「iPhone」は来月にも出荷が始まり、4~6月の出荷量が300万台に達すると見込まれることから、台湾の関連メーカーの業績には追い風になると予想されている。