ニュース 運輸 作成日:2016年12月23日_記事番号:T00068184
海運大手、陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)は22日、臨時株主総会を開催し、早ければ来年第1四半期に160億台湾元(約580億円)の減資を実施することを決議した。減資幅は53.27%。また同社は今後、段階的に10億株の第三者割当増資を実施する計画だ。引き受け先として交通部、行政院国家発展基金(国発基金)などが挙がっている。23日付工商時報が報じた。
謝志堅董事長は、業界全体のコンテナ船の輸送能力は今年8.6%増加すると予測されていたが、実際には1.5%しか増えていないと指摘。一方、需要は第4四半期に市況に顕著な好転がみられたことから当初の0.81%増を上回り1.5%増となったと説明した。その上で来年は市況がさらに好転し、同社業績も損失の大幅縮小、または黒字転換が見込めると語った。
謝董事長はまた、既に来年向けの新たな契約締結を進めており、米国路線の運賃は50%上昇、欧州路線は2倍に上昇すると説明。今後、変動する可能性もあるが、全体的な水準は大幅な上昇が見込めるとの見通しを示した。
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