ニュース 電子 作成日:2016年12月27日_記事番号:T00068197
発光ダイオード(LED)メーカー、新世紀光電(ジェネシス・フォトニクス、GPI)は23日、中国江蘇省の昆山工場を売却する計画を明らかにした。今年の景気低迷を受けて同工場は稼働率が極めて低く、1カ月当たりの売上高8,000万台湾元(約2億9,000万円)に対し、減価償却費も8,000万元に上る。これまで買い手との交渉が契約に至っておらず、今後も適当な売却先を模索する。24日付工商時報が報じた。
余剰生産能力を解消しようとするジェネシスの動きは、台湾のLEDメーカーとしては傘下の璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)龍潭工場(桃園市)を閉鎖した最大手の晶元光電(エピスター)に続くものだ。
ジェネシスは同社の利益を押し下げている従来型青色LEDの割合を昨年末の80%から来年30%に引き下げる計画で、今年10月に粗利益率の低いローエンドLED照明市場から完全に撤退した。今後はチップスケールパッケージ(CSP)やフリップチップ(FC)といったハイエンド製品に注力する方針で、CSP事業は来年から業績への貢献が見込めるという。
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