ニュース 電子 作成日:2016年12月27日_記事番号:T00068199
27日付経済日報によると、鴻海精密工業と同社傘下のシャープは今後欧州市場での展開を強化する計画で、来年第2四半期までに40万ユーロ(約4,900万円)を投じてスロバキアで160人を補充し、現地でのテレビ、3C(コンピュータ、通信、家電)製品の生産、営業規模を拡大する方針とされる。
シャープは先ごろ、シャープブランドを供与しているスロバキアのユニバーサル・メディア(UMC)の親会社、スカイテックUMC(SUMC、キプロス)社を子会社化し、欧州テレビ市場に再参入すると発表した。
スロバキアメディアの報道によると、シャープの製品展開を支援するため、鴻海はニトラにおいて運用を停止している生産ライン2本の稼働を再開する方針で、これに向け80~120人の生産要員と20~40人の事務要員が必要となる見通しだ。
鴻海はまた、同国で新工場の設置も計画しており、クラウドコンピューティング関連などを生産する製品の種類を拡大する計画とされる。
このほか鴻海は26日、中国・山東省煙台市の子会社、鴻富錦精密電子(煙台)を通じ、1億9,800万人民元(約33億円)で南京鴻富夏精密電子の100%株式を取得したと発表した。
鴻富錦は鴻海グループのテレビ製品事業を手掛けるサブグループで副総経理を務める鄭光傑氏が代表者として登記されていることなどから、今回の買収について、中国におけるシャープのテレビ販売支援が目的との見方が出ている。
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