ニュース 電子 作成日:2016年12月28日_記事番号:T00068223
中国半導体大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)が先ごろ、台湾積体電路製造(TSMC)の蒋尚義・元営運長(COO・最高運営責任者)を独立董事(社外取締役)に就任させると発表したことが台湾各界に衝撃を与える中、経済誌「天下雑誌」とのインタビューに応じた蒋氏は「TSMCの人材を引き抜くなど、同社に不利になるようなことはしない」と強調した。28日付経済日報が報じた。
天下雑誌が蒋氏によるメールでの回答を基に伝えたところによると、インテルのショーン・マロニー元最高執行責任者(COO)がSMICの独立董事を辞任したことを受けて同社は11月初旬、蒋氏に同ポストへの就任を打診。蒋氏は同月14日にTSMCの張忠謀(モリス・チャン)董事長と会い、同意を得て就任を承諾したという。
なお蒋氏は、SMICとの契約の中に独立董事は同社の経営に関わることができないと明確に記されており、その任務は年に4回の董事会に出席することのみと説明。その上で「TSMCとSMICの技術、企業の規模、業績には非常に大きな差があり、独立董事に就任するだけでその差が縮まるような力は自分にはない」とコメントしたという。
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