台北喜来登大飯店（シェラトングランド台北ホテル）などを運営する寒舎餐旅管理顧問（マイハンブルハウス・ホスピタリティーマネジメントコンサルティング）は27日、館外タイ料理レストラン「スコータイ」の新光三越信義新天地Ａ４館店（台北市信義区）の営業を31日で終了すると会員に通知した。寒舎餐旅は、飲食・宿泊業界の人材育成が困難で、館外レストラン事業を整理してリソースをホテルの経営に集中すると説明した。28日付経済日報が報じた。
寒舎餐旅は「スコータイ」のサブブランド「泰喜歓」の微風広場（ブリーズセンター）店（台北市復興南路）の営業も今年６月30日に終了していた。
台北市ではここ２年余りで微風広場の松高店、信義店、台湾鉄路（台鉄）南港駅の複合商業施設「シティーリンク」、ショッピングセンターの環球購物中心（グローバルモール）などが相次いでオープンし、海外の飲食ブランドが多く誘致されてきた結果、飲食業界で人材や顧客をめぐる競争が強まっている。
