ニュース 電子 作成日:2017年1月3日_記事番号:T00068263
液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長はこのほど経済日報とのインタビューに応じ、政府が台湾メーカーを結集してアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルの産業クラスター形成を推進すると表明していることに対し、「現時点では名ばかりにすぎず、誰が主導するかなど具体的な内容は何も見えていない」などと否定的な見方を示した。その一方で、韓国や日本、中国メーカーが有機EL(OLED)パネルに注力していることに対し、初期投資に大きな資金が必要になるが、短期内に同パネルが主流となる可能性は低く、AUOは液晶パネル事業に専念することで同市場における地位を高めることができると強調した。2日付経済日報が報じた。
なおAUOの有機ELパネル事業について彭董事長は、ニッチ型製品市場を中心に展開しており、現時点で大規模な生産ラインは必要としていないと説明。ただ、同事業で投資を回収するには今後、慎重に検討する必要があると語った。
このほか今年の景気見通しについて彭董事長は、第4四半期後半から第1四半期にかけては例年の非需要期に当たるが、AUOでは現在、顧客からの追加受注が相次いでおり、旺盛な需要を維持していると説明。今年上半期はまずまずの好況が見込めると語った。
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