インド西部のグジャラート州関係者によると、鴻海科技集団（フォックスコン）は今月10日に、同州アーメダバード市にアップルのスマートフォン「iPhone」の生産工場を設置する計画を発表するとみられる。インドメディアの報道によると、北部ハリヤナ州グルグラム（旧グルガオン）にもiPhoneの第２組み立て工場を計画しており、iPhoneの販売増加が著しいインドで生産強化を図る方針で、海外へも輸出する。３日付経済日報が報じた。
インドは2016年９～12月のiPhone販売台数が前年同期比50％増と、iPhone販売の伸びが世界で２番目に大きい市場だ。しかも、iPhoneの販売シェアはまだ２～３％と低いため、今後も大幅な販売増が見込める。緯創資通（ウィストロン）も南部カルナタカ州ベンガルール（旧バンガロール）にiPhone生産工場を設置するとの観測が出ている。
鴻海集団はアップル以外のスマホ工場も南部アーンドラ・プラデーシュ（ＡＰ）州のスリシティ工業団地に設置しており、年産能力は100万台とみられる。主要顧客は小米科技（小米、シャオミ）やインドブランドだ。
