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正隆、工業用紙を12%値上げ


ニュース その他製造 作成日:2017年1月3日_記事番号:T00068271

正隆、工業用紙を12%値上げ

 工業用紙・紙器大手、正隆(CLC)は1月から工業用紙の価格を1トン当たり1,500台湾元(約5,500円)、約12~15%値上げした。正隆は、原料価格上昇、週休2日制(一例一休)導入による人件費増大などコスト増加が理由と説明した。2日付工商時報などが報じた。

 正隆はまた、工業用紙は2010年の1トン当たり1万6,000元をピークに値下げを続けており、原料コスト上昇分は自社で吸収していたと強調した。

 原料となる古紙の価格は昨年、米国と日本で1トン当たり225米ドルと、30%上昇した。台湾でも16~20%上昇した。また、石炭価格も昨年年初の70米ドルから、年末に115米ドルまで上昇した。

 中国のメーカーは昨年、工業用紙価格を33%引き上げた。米国の価格も1トン当たり50米ドル上昇した。

 正隆は今後、原料価格の変動に伴い、さらに値上げする可能性もある。