ニュース 商業・サービス 作成日:2017年1月3日_記事番号:T00068276
大手金融グループ、富邦集団傘下で映画や音楽事業を手掛ける凱擘影芸が台湾鉄路(台鉄)台中駅前のショッピングセンター(SC)、大魯閣新時代(タロコモール)内に開設した同社初のシネマコンプレックス「凱擘影城(kbro cinemas)」が2日オープンした。これにより富邦集団は映画制作から俳優のマネジメント、映画館経営まで映画産業における垂直統合を完成させたことになる。3日付経済日報が報じた。
林総経理(左)は、映画を毎年4~6本制作し、台湾の映画産業の発展に貢献したいと抱負を述べた(2日=中央社)
「凱擘影城」はタロコモール4階に位置し、スクリーン9枚、2,700席を有する。同フロアには従来、威秀影城(VIESHOW CINEMAS)が入居していたが、昨年末で撤退。凱擘影芸が後を引き継ぐ形となった。
凱擘影芸の林美瑤総経理は、今後、2~3カ所にシネコンを開設する計画で、現在、商談を進めていると明らかにし、台北市や高雄市が候補に挙がっていると語った。将来的には既存の映画館を買収するなどしてチェーン展開を拡大する方針だ。
なお富邦集団は映像コンテンツの自社制作に注力しており、凱擘影芸を通じて米ケーブルテレビ局のHBO、インターネット経由による動画配信サービス大手の米ネットフリックスと自社制作ドラマの海外進出について交渉を進めているという。
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