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16年テレビ用液晶パネル、初めて中国に抜かれる【表】


ニュース 電子 作成日:2017年1月4日_記事番号:T00068289

16年テレビ用液晶パネル、初めて中国に抜かれる【表】

 中国の市場調査会社、群智諮詢(シグマインテル・コンサルティング)によると、台湾の液晶パネル大手2社、群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)の2016年テレビ用液晶パネルの世界市場での出荷シェアは合計26.4%だった。一方、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)など中国大手3社の出荷枚数は計7,673万枚で世界シェア30%となり、台湾勢が初めて中国に追い抜かれた。4日付工商時報が報じた。

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 台湾メーカーは、イノラックスが出荷枚数を前年比16%減らした結果、世界シェアは15.9%と前年比2.6ポイント低下。順位は3位を維持した。生産能力を拡充しなかったこと、メキシコ政府による23.6インチパネル調達案件が終了したこと、および昨年2月の台湾南部地震による減産が要因だ。またAUOは出荷枚数2,700万枚を維持し、シェア10.5%と前年比で0.3ポイント伸ばした。

 一方、中国メーカーは近年生産能力の拡張を続けており、出荷枚数は2桁成長となっている。BOEテクノロジーグループの16年液晶パネル出荷枚数は4,000万枚で、世界シェアは4位の15.4%と前年比で2.3ポイント上昇した。深圳市華星光電技術(CSOT)はシェア5位の12.7%で、前年比で3.2ポイント上昇した。

 世界全体の16年液晶パネル出荷枚数は2億5,800万枚で前年比2.5%減少したものの、出荷面積は1億3,000万平方メートルで8%増となった。