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中国ハイテク人材の来台開放、業界は歓迎


ニュース その他分野 作成日:2008年4月17日_記事番号:T00006830

中国ハイテク人材の来台開放、業界は歓迎


 ハイテク業界で長らくエンジニアの人材不足が続く中、蕭万長次期副総統が進める中国からの人材導入開放に対し、金仁宝集団、奇美電子(CMO)、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)など多くのメーカーから歓迎の声が上がっている。17日付工商時報が報じた。

 パソコンや携帯電話の受託加工などを手掛ける金仁宝集団の許勝雄董事長は16日、毎年半導体およびIT(情報技術)産業では設計および研究開発(R&D)における人材不足は7,000~8,000人に上るとし、「中国から適度な人材開放は台湾産業の競争力に向上に役立つ」と発言した。

 奇美電子の何昭陽総経理によると、現在最も不足しているのは、高い技術力を持ったエンジニアで、「人材の両岸(中台)交流は産業にとってプラスとなり、専門技術を習得したエンジニアはベトナムなど世界各地に派遣できる」とそのメリットを強調した。

 工業技術研究院産業経済・趨勢研究センター(IEK)の調査では、パネル産業では就業者数が10万人を超え、R&Dとエンジニアの人材不足は3,200人に上っており、ハイテク業界の不足分の約半数を占めている。