台北市の繁華街、西門町にある「好楽迪西寧商業大楼」（８階建て）を保有する不動産賃貸業者、全銓租賃（ＨＨＬＦ）は３日、同物件を22億台湾元（約80億円）で瀚星百貨（エドラパーク）に売却した。商業物件としては、新年初の大型成約となった。４日付工商時報が伝えた。
土地面積は154.6坪、延べ床面積は1,186.9坪。１坪当たりの成約額は1,400万元を超えた。全銓租賃は2010年から同物件を保有しており、10億元を超える売却益を上げた。市場関係者は同物件の投資利回りを３％以上と見込んでいる。
売却先の瀚星百貨を経営する実業家、呉振隆氏は無名の存在だが、長年ブランド衣料の販売やケーブルテレビ局の経営を手掛けてきた。また、台北市での不動産取得にも力を入れており、忠孝東路、仁愛路などにも物件を保有しているという。
