ニュース 社会 作成日:2017年1月4日_記事番号:T00068309
貸し出した部屋の借り手から詐欺的な手段で金を取るなど数々の悪行で、台湾一の「悪徳女性家主」として有名になった張淑晶氏が最近、旅行者向けの宿泊先予約サイトに豪華な部屋の画像とともに高額な宿泊料で貸し出すとの広告を掲載しながら、予約した外国人観光客には別の安宿を仲介し、差額をだまし取る行為を働いていたことが発覚し、「台湾のイメージを台無しにする」などと批判を浴びている。
報道によると、張氏は海外向け予約サイトに高級ホテルの部屋の画像を投稿し、1泊4,600台湾元で予約を受け付けるとの広告を掲載。年末年始を台湾で過ごそうと計画していたマレーシア人観光客がこれを見て予約したが、実際に訪台してみると張氏から「広告の部屋は満室だった」との理由で彼女が自ら予約した新北市のホテルに泊まるよう告げられた。
張氏はその部屋について「60インチの大画面テレビやマッサージチェアもついている」などと取り繕ったが、どう見ても予約した部屋に比べ大きく見劣りがした。しかし、マレーシア人客は不慣れな外国でのこともあり、これを受け入れるしかなかったという。
なおこの部屋の宿泊料は1泊1,200元だったが、張氏は差額の3,400元を返金しなかったばかりか、ホテルに対し「予約した部屋と違う」と難癖を付け、1,200元の返金を要求していた。
張氏は、契約期間中に退去しようとした部屋の借り手に10万元を要求したり、トイレが壊れた場合、数万元を事前に支払わなければ修理しない、法外な電気代を請求するなど、過去の悪行が広く知れ渡っており、ホテル側も彼女に気付いて、支払いを拒否した上で警察に通報した。
張氏はこれまで60人以上の借り手から裁判を起こされ、検察からも既に詐欺罪で起訴されているが、「朱嵐」「蔡小姐」などの仮名を使って賃貸住宅や旅行者向け宿泊業界で依然として悪徳行為を続けていたようで、いつまでたっても悪行から足を洗えないようだ。
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