ニュース 政治 作成日:2017年1月4日_記事番号:T00068310
日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の台北事務所は4日、交流協会からの名称変更に伴い、名称を記した石碑の除幕式を行った。沼田幹夫所長はあいさつで、日台の友好は世界でも珍しい貴重な関係だと述べつつ、その一方で、交流協会という名前は台湾市民の14%にしか知られていなかったため、名称に交流の対象を入れることにしたと改称の理由を説明。新たな名称、デザインとともに日台の架け橋としての役割を果たしていきたいと抱負を語った。4日付自由時報が報じた。
除幕式には独立派団体も訪れて、改称に歓迎した。台湾側の亜東関係協会も「台湾日本関係協会」に改称せよとの声も挙がった(4日=中央社)
除幕式に出席した邱義仁・亜東関係協会会長は、改称は表面的な意義にとどまならいと強調。日台関係は双方のみならず、広く国際情勢にかかわるため、情勢の変化に注意しつつ、一つ一つの積み重ねの上に関係を新たな段階に引き上げたいと語った。
自由時報は交流協会の改称について、日本政府が「一つの中国」政策の日本側の解釈権を取り戻すことを試みたものと分析。小さな動きながら、「普通の国」への大きな道のりを踏み出したと指摘した。英国やオーストラリアが在台機関の名称を変更しても、中国との関係に波風が立たなかったことも要因との見方も示した。
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